育成事業(ウイングキッズ)とは
育成事業(ウイングキッズ)とは
日本人としての自分をしっかり語れる、国際社会でリーダーとなる青少年を育てるために、APCCが提供する国際交流プログラムと、日本や福岡の歴史や文化を学ぶプログラムを組み合わせて、約1年半にわたる長期カリキュラムとして提供する、日本のこども大使育成事業です。
プログラム生は、APCCのすべての交流プログラム(春休みの派遣事業、夏のホームステイ受け入れ)に日本のこども大使として参加し、①コミュニケーション力、②日本・福岡の文化や歴史への造詣を深める、③夢・ビジョンを持ち人生を切り開く生きる力、を身につける訓練をします。
プログラム生の募集は、9月ごろから始めます。詳しくは、当ホームページをご確認ください。
(募集対象: 小学4-5年生、定員:30名(予定) プログラム期間: 12月~翌々年4月まで)
■なぜ今、新しい学びの場が必要か
『アジア太平洋こども会議・イン福岡』では、子どもたちのための異文化交流の場を20年にわたり提供してきました。
その間、海外から福岡にやってくる11歳のこども大使達を見ていると、異国の地での約2週間にわたる様々な多文化間交流、日本の家族との心の絆を深める貴重な交流体験を通して、自分らしさ・自国の文化のすばらしさを再認識し、様々な違いに気付き尊重し、異なる他者の立場にたって相手を思いやることができる地球市民へと成長するきっかけを得ている姿が見受けられます。
また、春休みの派遣事業(ミッションプロジェクト)で海外に飛び出していった日本のこども達、ホストファミリーとして外国のこども達と肌の触れ合う交流体験をもった日本のこども達なども、実体験から多くを感じ取り、異文化に寛容な素地を作っているようです。感性豊かな11歳の頃の異文化交流体験が原体験となり、子どもたちを地球市民へと、大きく成長させている様子が伺えます。こども会議20年を経た今、当NPO法人では、グローバルな世代にリーダーとなっていく、諸外国のこども大使達と切磋琢磨しながら日本人としての自分をしっかり語ることが出来る“日本のこども大使”を育てていきたいと考えています。そこで既存のこども会議プログラムに新規のプログラムを組み合わせて一連のカリキュラムとして提供する日本のこども大使育成塾「ウイング・キッズ・プログラム」を新設します。
学力だけではない、本物の“人間力”を養う本プログラムに、たくさんの福岡・日本の子どもたちの参加をお待ちしております。
■このプログラムで目指しているもの
【①コミュニケーション力、②日本・地元の文化や歴史への造詣、③夢・ビジョンを持ち人生を切り拓く生きる力】です。
<監修のことば -世界に向って日本人としての自分を語れますかー >
NPO法人師範塾 塾長 占部賢志(中村学園大学 教授)
■プログラムの特徴
*こども会議の全ての交流プログラム(春の派遣事業、夏のホームステイ受け入れ)に日本のこども大使として参加します。それぞれの活動や事前研修等において異なる学校、異年齢の子ども達、ボランティアスタッフ等との触れあいを通してコミュニケーションの実践力を養っていきます。
※春の派遣事業は自費参加となります。行き先によって参加料、日程等が異なります。夏のホームステイについては、ご家庭に外国のこども大使をおよそ1週間ホームステイさせていただくことが必須となりますのでご家族のご協力のもと、ご参加下さい。
*カリキュラムの途中に、全員の子どもたちが合同で行う成果発表会や親子参加行事など、参加者間の親交を深める企画も設けます。
*こども達の体験に根ざした自主的な学びとなるよう,構成内容・カリキュラムに工夫をこらしていきます。(大人のスタッフは“ナビゲーター”としてこども達の自主的な学びのサポートをしていきます。またカリキュラムの監修はNPO法人師範塾にお願いしております。)
■プログラム提供者はアジア太平洋こども会議・イン福岡(APCC)です
『アジア太平洋こども会議・イン福岡』は、多くの市民ボランティアや行政・企業などのサポートを得て、1989年から20年にわたりこども国際交流事業を行ってきた草の根の国際交流団体です。2002年2月にはNPO(特定非営利活動)法人となり、事業の幅も拡大してきています。今後も、夏の招聘事業(アジア、太平洋の各地から11歳の子ども達を招き、交流事業やホームステイなどを行う)や春の派遣事業(アジア、太平洋の各地に日本の子ども達を送り、現地でのホームステイを体験してもらう)を事業の中核に“地球市民の育成”に積極的に取り組むほか、過去の参加者とのネットワーク作り、協働を目指すブリッジ事業も展開していきます。